[ThinkPad T60] CPU ファンの交換手順を写真付きで解説。その3
それでは今日は下記3の「新たな CPU ファンに放熱グリスを塗る」手順を行っていきます。
- 必要箇所の分解
- CPU ファンの取り外し
- 新たな CPU ファンに放熱グリスを塗る
- CPU ファンの取り付け
- 分解したパーツを元に戻す
取り外した CPU ファンを観察する
写真で見ていただくとどこがダメになっているかがわかります。
グレーの四角が2つあってその右にうっすらとガムテープを剥がした跡のようなものが見えます。ここが CPU が接地する箇所で放熱グリスを塗っておいて上げる必要があるところです。
左側の2つのグレーのところも基盤(何らかのチップ)と設置しますが、やつれたりへこんだりしていてしっかりと接地していない=放熱効果が下がっている可能性が伺えます。
新品の CPU ファンを眺めてみる
次に新品の CPU ファンを見てみます。
先ほどと比べて違いが明らかではないでしょうか。
CPU との接地面も綺麗に放熱剤(見た目はシールのようだが指で触ると形が崩れてしまう)が残っています。左側の2つの四角も形が綺麗です。ここに放熱グリスを塗っていきます。
CPU ファンを買うと放熱グリスが付いていました。写真の注射みたいなものがそうです。
放熱グリスを絵の具のようにベタっと垂らしたところ。
ハケのようなもので丁寧に伸ばしていきます。もう1つの四角の箇所と、CPU と設置するところにも放熱グリスを塗ってあげました。
写真のハケは CPU ファンについていました。なければ厚紙のようなもの(名刺とか不要なプラスチックカードとか)を使いましょう。
ここまでで「新たな CPU ファンに放熱グリスを塗る」手順の終了です。